長野市(長野) 茶臼山(729.9m) 2023年1月14日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:42 車道終点(登山口)−−4:44 中尾山温泉−−4:56 花井神社−−5:13 590m鞍部−−5:15 ソーラー発電所入口−−5:24 車道終点−−5:37 668m峰−−5:55 640m鞍部(一本松)−−6:15 茶臼山−−6:30 640m鞍部(一本松)−−6:40 祠−−6:44 廃林道−−6:52 車道終点(登山口)

場所長野県長野市
年月日2023年1月14日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に広い駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無藪と言うほどではないが登山道に笹が被る区間あり
危険個所の有無無し
冬装備無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント先週に引き続き茶臼山へ。今回は茶臼山トレッキングコースの小松原コースと一本松コースで周回ルートを組み、一本松から山頂を往復した。小松原コースは668m峰〜一本松間で登山道に笹が被り、夜間の雨で濡れた笹の葉でズボンがびしょびしょになってしまった。その他の登山道は良好。先週は登山道上の雪はまだ凍っていなかったが今回はテカテカに凍って滑りやすく、長靴では苦労した




一本松コース登山口の車道終点に駐車 中尾山温泉(同日昼間に撮影)
中尾山温泉から上へ延びる急な車道を上がる 中尾山温泉の花井神社の案内
車道だが急で凍結対策の路面 まだ急登が続く
花井神社 昼間の花井神社
花井神社前からの長野盆地の夜景 昼間はこんな展望
拡大。盆地の向こうは菅平西側の山々から志賀高原にかけてが見えている
神社北側にはヤードあり 茶臼山トレッキングコースの案内
下部のリンゴ畑から見た茶臼山
上部のリンゴ畑から見た茶臼山 590m鞍部
昼間の590m鞍部 ソーラー発電所入口。ここで左へ
車道終点 標高630m付近。徐々に笹が出てくる
標高650mの分岐標識。「展望」の方向には送電鉄塔があるはず 668m峰付近。西からガスが流れる
上空には月が出て基本的には晴れ 標高660m付近。笹の被りがひどくなりズボンが濡れる
640m鞍部(一本松)。大きな祠がある 640m鞍部の標識。帰りはここから中尾山温泉へ下った
640m鞍部のすぐ南側で西へ下る道が分岐する どこが八龍沢、山布施沢なのか不明
山頂への分岐。トレッキングコースは山頂西を巻く やや薄いが山頂への道も良好
茶臼山山頂 三等三角点
帰りの640m鞍部(一本松) やっと明るくなってきた
雪のトレースはテカテカに凍っている 標高530mの祠
標高490mで廃林道に合流 標高480mで廃林道を離れて右へ
地形図に表現が無いが南側の尾根は脆い白い崖が林立し通行不能 間もなく登山口
登山口到着


 今週末も未踏の山へ向けての遠出はせずに近場で節約生活。先週と同じく茶臼山を目指すが、今回はコースを変更して小松原コースを絡めて中尾山温泉を起点に周回することにした。小松原コースの一部(中尾山温泉〜花井神社〜590m鞍部)は左膝の怪我のリハビリコースとして一昨年冬から歩いているが、590m鞍部〜一本松の間は歩いたことが無い。一本松コース等の様子からして登山道は良好だろうと予想した。

 今週末は低気圧が通過して冬型に移行し、土曜日は前線通過で雨の予報で金曜夜間は雨が降ったが、土曜早朝に朝飯を食って空を見上げると所々に星が見えている。ネットで今後の短時間予報を見ると長野北部は雨は降らないようなので安心して出掛けることができた。

 膝のリハビリ&トレーニングのため中尾山温泉までは自転車を使うのが私の中の決まりであるが、先週の茶臼山では出発時に自転車がパンクしていたために初めてマイカーを使用した。帰宅後に明るくなってから自分でパンク修理をしておいたので今週は自転車で出かける。相変わらず中尾山温泉までの自転車行が最もきつく、緩い登り坂でも息が上がって急な区間は自転車を押して上がり中尾山温泉へ。今週末は気温がかなり高く、ここまでの運動で既に暑さを感じて上半身はTシャツ、下半身は風通しのいいジャージになって、いつものリハビリトレーニングコースを歩き始める。

 中尾山温泉から花井神社までは非常に急なコンクリート簡易舗装の林道歩き。あまりに急で凍結したら車で登るのは困難なほどであり、路面にはわざと細かな凸凹のパターンが作り込まれているので歩きにくいが、積雪後の凍結にはこの滑り止めは歩きでも有効である。

 花井神社で怪我の完全回復を祈願。冬枯れの時期は神社前の車道脇から長野盆地の展望を楽しめ、まだ真っ暗な時間なので夜景が広がる。今回のコースで長野盆地を見下ろせる唯一の場所だ。神社の北側の資材置場で車道は左に曲がり、この角に茶臼山トレッキングコースの案内標識が立っていて、一本松まで3.2kmと出ていた。

 2箇所の林檎畑を通過して不法投棄された白い冷蔵庫が目立つ590m鞍部へ。いつもはここが中間地点でUターンするが、今回は茶臼山を目指すので初めてさらに先へと進む。ここまで舗装道路だがこの先もまだ舗装が続き、僅かな下りへと変わる。そして樹林が開けた広大な平坦地が現れるとソーラー発電所が登場。ここまで車道に沿って電柱が続いていたがこれが理由であった。舗装はここまでで、この先は未舗装の湿った土の車道に変わるが、轍の様子からして廃林道に近いようである。道幅は狭く軽自動車サイズ以外は進入困難であり、路面はかなり湿って深い轍が付いているので車高が高い4WD車でないとスタックしてしまうだろう。

 ソーラー発電所を通過すると右から同じような廃林道に近い車道が合流。これが地形図に出ている小松原集落へ続く車道であろう。ここから緩やかな登りが始まるがぬかるんだ状態は続き長靴でよかった。標高600mm付近が車道終点で左手には古びた赤い金属製のゲートがあり車道入口らしかったが、廃道化して長期間が経過しているらしく木がぼうぼうで車道の形跡は無かった。

 道幅が狭まって登山道らしくなって668m峰向けて高度を上げていくが、こちらの登山道はこれまでと違って明らかに道の状態は悪く、道は狭いし笹が生えている場所は笹が道の上にはみ出している。いやらしいことに昨夜の雨で笹の葉が濡れていてズボンを濡らす。これが例年の気温なら雪のはずで手で払いながら歩けば濡れることはないのだろうが。

 まだ真っ暗な中でガスがかかり、LEDのヘッドライトの光が目の前で拡散して視界が極端に悪くなり非常に歩きにくかった。ガスは西から流れてくるようで場所によっては稜線東側にはガスがかかっていなかった。ガスが切れると頭上には明るい月が輝いていた。

 小尾根を乗り越えて僅かに下った場所で案内標識が登場。北を指して「展望」と出ていたがその方向には通行止めを示すように木の枝が横方向に積まれていた。この先には送電鉄塔があるはずだがここは送電線巡視路から外れているようで、尾根上に道は無いように見えた。送電線周囲は木が伐採されているはずなので、おそらく今でも展望はいいと思う。

 平坦な668m付近から登山道にかかる笹が目立つようになり、膝周辺のズボンの濡れ方が酷くなってきたが雨具は持ってきていないので濡れるに任せるだけ。私の場合、山では化繊のジャージのズボンを履いているので濡れても冷たさを感じにくいが、さすがに盛大に濡れると冷たくて不快だ。ただし上半身と違って体温を奪われる程度は小さくて寒さは感じずに済んだ。それに化繊なので笹が解消してからしばらくして体温で乾いてくれた。

 笹は一本松(640m鞍部)にかけて続くが、一本松に近付くほど笹は薄くなっていく。一本松より南側では笹が生えている場所がほとんど無いので道にはみ出た笹は皆無となる。これは先週に体験済みなので安心して歩ける。一本松を境として登山道のグレードは大きく異なる感じで、小松原コースはあまり多くの人が歩いているようには見えなかった。

 小松原コースはほとんど雪は残っていなかったが、一本松から南側の信里棚田コースは北斜面を登る影響か一面が雪に覆われたままで、しかも登山道の踏まれた雪はテカテカに凍り付いてツルツルであり、普通の長靴では歩けないほどなので登山道脇の踏まれていない雪の上を歩いた。積雪量は先週より減って2,3cm程度しかない。

 縦走路を離れて茶臼山山頂に到着。先週に引き続いて暗い時刻の登頂であり、樹林を通して僅かに長野盆地の町明かりが見える程度。

 下山は先週と同一ルートで一本松から一本松ルートを下ったが、こちらも雪が残る区間はツルツルでいやらしかった。雪が消えた区間はぬかるんでドロドロで滑りやすく、これまたいやらしかった。一本松ルートを下っている間に周囲が明るくなり、登山口の中尾山温泉に到着したら日の出の時刻であったが、長野盆地南東側の山々の影響でその時刻には太陽はまだ見えないのであった。

 

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